【うつ病・適応障害】初めての精神科・心療内科

初めての精神科体験記健康
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こんにちは!搾取されるサラリーマン、キュウです!

私は以前、転勤先の職場環境が原因でメンタルを病んでしまったことがあります。

その時は身近な人が病院に行くことを勧めてくれて、精神科を受診し治療を受けることができました。

現在は復活してそれなりに元気にしています。

精神科を受診するに至ったお話についてはコチラの記事「精神を病むとどうなるの?その1」をご覧ください。

今回は初めて精神科を受診したときのお話を書いてみます。

精神科・心療内科探し
さて、転勤後しばらくたったある日、出勤しようとした私は玄関で動けなくなってしまいました。
 
なぜか涙が勝手に流れ、体中がひどく疲れて動悸や吐き気が感じられ、「ああ、これは身体か心かわからないけど、絶対に何かがおかしい。」と気づきました。
 
家族や身近な人に病院に行くことを勧められ、精神科か心療内科を受診することを決めました。(内科と耳鼻咽喉科はすでに受診し、異常は見られないなぁ…との診断を受けていました。)
 
 
さて、精神科や心療内科なんて受診したこともないし、気にかけたこともなかったのでどこにあるかも分かりません
 
早速グーグルで精神科、心療内科、メンタルクリニックなどと検索。
案外近所にたくさんあって、適当に近いところを2,3見繕ってみます。
 
ここまでは良いのですが、精神科等はほぼほぼ予約制
病院、しかも精神科の予約は私にはハードルが高かったです。
いや、電話するだけなんですけども笑
 
私、幸いなことにここまで大きな病気等にかかることなく生きてきました。
そのせいで病院には予約せずに飛び込みで行って、風邪薬もらって帰るイメージだったのです。
 
ただでさえメンタルをやられていて、何をするにもおっくうな状態で精神科に電話して予約するのはめちゃくちゃ疲れました。
 
しかも、頑張って電話したのですが新たな問題が。
精神科、心療内科、メンタルクリニックは予約が大変!
予約を取るために精神科へ電話する私。
 

 
プルルル
 
「はい、〇〇メンタルクリニックです」
 
『すみません、予約をお願いします』
 
「ご予約ですね、診察券番号とお名前をお願いします」
 
『あの…初めてなんですが…』
 
「あっ、初めての方ですね~、そうしますと一番早くて〇月〇日の午後が空いておりますが、いかがですか?」
 
『えっ、〇月!?3か月も先ですか?
 
「そうなんです~、申し訳ないのですが初診の方はお時間がかかるので、ご予約もだいぶ先になってしまいます」
 
『そうですか… じゃあいいです…』
 

 
とこんな感じで3,4件に電話するもなかなか予約が取れませんでした。
正確に言うと予約はできるんですが、めっちゃ先。
こっちはもう辛くて辛くて限界の状態で電話しているのですが…
 
精神科が予約でいっぱいだなんて…
日本には精神を病んでいる人がこんなにも多いのか…自分だけじゃないんだな
そう思うと少ーーしだけ、ラクになりました笑
 
どうせ会社も休んでいるし、のんびり電話を続けていると次の日に診察してくれるという精神科が無事に見つかり、そこを受診することにしました。
 
「当院のホームページに初診の方に書いていただくシートがありますから、良かったら書いて持ってきてください」
 
と予約の際に言われました。
 
 
受診時には自身の状況を紙に書いて持っていく
私は予約した際に、初診の人が書くシートを書いてきて、と言われました。
 
問診票みたいなものですが、こういうシートが用意されていない病院でも、何かしら紙に書いて持っていくことをお勧めします。
 
というのも精神病んでると自身の置かれている状況がよくわからなかったり、うまく説明できなかったりするものです。説明するのも辛い状況のこともあります。
 
ぜひ状況、症状を紙に書いて持って行ってください。
PCでもスマホでも手書きでも構いません。
書くことで自分の状況を整理して把握することができますし、病院側もこちらの状況を把握しやすくなります。
 
私も頭の中がぐちゃぐちゃだったのですが、ずらーっと書き連ねたことで、自身の状況を整理することができました。
 
 
その時のシートに書いたのが
 
・住所氏名生年月日電話番号
この辺は普通の初診時にも書きますね。
 
・職業
職業である程度、環境が分かるのかもしれません。
 
・来院の理由
ここには「出勤しようとしたら玄関で動けなくなり、勝手に涙が止まらなくなった」というようなことを書きました。
 
・現在の状態
ここには現在の症状と自身の置かれている状況を書きました。
異常な肩こり、常にある吐き気・焦燥感・不安感・動悸、勝手に涙が出る、
不眠、食欲不振、体重大幅減少、下痢、味覚障害など。
 
・今までの状態
ここにはこれまでの経過を時系列で書きました。
 
4/1 転勤
4/5 理不尽に怒鳴られ続ける
5/1 不眠・食欲不振・異常な肩こり
5/5 このころから何でもない仕事のミスが増える
5/15 上司より厳しい叱責
   以降毎日上司や同僚に責められ続ける
5/20 食べ物の味がしない 動悸がする
6/2 出勤不能
現在有給休暇で休みを取っている
 
みたいな感じですね。
日にちは覚えていないのでテキトーでした。だいたいでいいと思います。
 
 
シートも記入し終わり、保険証とお金を準備していよいよ受診です。
 
 
初めての精神科受診
さて、初めての精神科へ向かいます。
 
私は一人で行きました。
不安があるのでしたら誰かに付き添ってもらうのも良いかもしれません。
初診は時間がかかるので、待っていてもらうことになると思います。
一緒に診察室に入らないのでしたら、近くのカフェなんかを調べておくといいかも。
 
 
 
精神科…どんなとこなんだろう。
 
どんよりした空気ヤバそうな患者がたくさんいるのかな。
 
奇声とかあげてるのだろうか…
 
なんて考えながら到着。中に入ると…
 
 
2人、待合室で診察を待っている人が。
表情の暗い若めの男性達が座っていました。
 
表情が暗い以外は普通ですし、待合室も普通の病院と一緒でした。そりゃそうか笑
 
 
受付で名前と予約していたことを伝えると少し待つように言われました。
 
 
私が待合のイスに座るとほぼ同時に先にいた若めの男性Aが診察室に呼ばれました。
 
 
なるほど二人待ちだな? なんて考えていると続けて男性Bが呼ばれました。
 
 
後でわかりましたが、この病院には診察室が一つとカウンセリングルームが二つあったようです。男性Bはカウンセリングだったんでしょうね。
 
 
5分後、男性Aが診察を終えて出てきて、入れ替わりに私が呼ばれます。
 
 
若干緊張しつつ、持ってきた初診のシートをカバンから出して診察室へ向かいます。
 
 
 
初診は時間がかかる
診察室のドアを開けると
 
「こんにちは~、どうぞおかけください」
とスゲーワイルドな感じの40歳くらいの日焼け?色の黒い男性医師が声をかけてきました。
 
私が手にしていたシートにすぐ気づいて
「あっ、シート書いてきてくれたんですね。早速見せてもらっていいですか?」
 
うなづきながら手渡すと、
「入社して何年ですか? 転勤は初めて? ご結婚は? ご実家住まいですか?」
とシートを読みながら、メモを取りながら質問をちょくちょく投げてきます。
 
特に答えに困るような質問はありませんでしたね。
 
一通りシートに目を通したのち、色々な話をしました。
 
入社してから今までの仕事のことや、趣味のこと、最近の仕事環境と体調のこと、自宅での過ごし方など…
 
1時間くらいは話をしたと思います。
こんなに長い時間話を聞いてくれるとは思いませんでした。
 
そして「これからどうしたいですか?」と聞かれました。
 
私は
『不眠や下痢、吐き気などの体調不良のまま働くのは辛いので、まずは体調をなんとかしたい』と答えました。
 
「そうですね、体調不良で無理をしてもいい方向には行かないでしょう。」
 
「典型的なストレス障害の症状が出ています。原因は転勤による職場環境の変化と、人間関係の変化にあると考えられます。」
 
「体調をなんとかするのに二つ方法があります。」
 
「一つは薬物治療を行いながら、働き続けること。業務は負担の軽いものにしてもらいましょう。」
 
「もう一つはしばらく仕事から離れて、心を休ませること。お薬も出しますが、状況に応じて使用を決めましょう。」
 
と提案を受けました。
私は疲弊しきっていました。幸いなことに多少の貯蓄があったこと、傷病手当金を受けることができると知人から教わっていたこともあり、会社を休職することに決めました。
 
「ではお薬と診断書をお出ししますね。あとはこれから毎週病院に来てください。
また、お薬を飲んでいる間は車など運転ができませんから、気を付けてください。」
 
 
 
 
 
「抑うつ状態、適応障害、希死念慮 
    就業困難 〇ヵ月間の自宅療養が必要と診断する。」
 
 
 
と書かれた診断書を受け取り、帰宅しました。
 
 
まさか自分が精神科を受診し、仕事を休職することになるとは…思いもよりませんでした。
ともかく、これでしばらく会社に行かず、体調の回復に専念することができます。
 
 
 
当時私は1Kのマンションに一人暮らししていましたが、
医師からしばらくの間実家に戻ることを勧められたので、実家に戻りました。
 
この歳になって親に迷惑をかけるなんて情けない…と思いましたが、
親は心配する一方で喜んでいましたね。
「しんどいときはちゃんと親を頼りなさいよ」と。( ;∀;)
 
 
人に迷惑をかけないようにしなきゃ。
 
そう考える人ほど、精神を病みがちです。
 
しんどいときは人を頼りましょう。きっと助けてくれる人がいるはずです。

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