【うつ病・適応障害】うつ病で休職!何をして過ごす?その1

病気休職回復専念期健康
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こんにちは、搾取されるサラリーマン、キュウです。

私は以前、精神疾患で半年間休職したことがあります。

周囲の支えもあり、現在は仕事に復帰してそれなりに元気に働いております。

病み始めから休むまでのお話は以下の記事をご覧ください!

精神を病むとどうなるの?その1  その2

初めての精神科・心療内科

上司に「病んだので休みます」と言ってみた

さて、今回は精神を病んで、仕事を休むことになった後のお話です。

休職に入ってすぐの過ごし方
そんなこんなで、しばらくの間会社に行かなくて済むことになりました。
やったぜ!!!
と喜ぶような元気は当時、ありませんでした。
原因である仕事からしばらく離れられる…何もしたくない ただそれだけでしたね。
まずはしっかり心身を休めたい、ぐっすり眠りたい。そう考えました。
 
とはいっても謎の不安感や焦燥感と動悸、吐き気や喉のつかえ感でなかなかぐっすりと眠れません。
この後に及んで私の心身は「会社を休んでいいわけがない、悪いことをしている」と感じていたようです。
こんなボロボロの体で無理に働いてミスをするほうがよっぽど周りに迷惑をかけるし、なんなら周りのせいで自身は体調を崩しているのだから気にすることはないんだ!と言い聞かせ、
最初の1週間は3食しっかり食べて、後はただひたすら寝て過ごしました
 
とにかく睡眠をとりたかったのです。
また、一時的に実家に戻り、母に3食を用意してもらいました。
我ながら情けなく思いましたが、母は
「しんどいときは人を頼りなさい。人に迷惑をかけないことは大切だけど、辛いときは周りの人に助けを求めていい。代わりに助けを求められたら助けてあげなさい。」
なんて言ってくれてましたね。
精神を病んだとは言え、久々に息子が帰宅して嬉しくもあったようです。
 
ぐっすりと眠れることはありませんでしたが、しばらく会社に行かなくていいという事実はかなり心の負担を減らしてくれたようです。
細切れでしたが、だんだんと睡眠がとれるようになっていきました。
当然、処方薬の効果もあったかと思います。
 
 
週に一度、精神科へ通います。
通いやすいかと思い、毎週同じ曜日、同じ時間に予約を入れていました。
 
休みに入って最初の診察。
「休んでみてどうですか?眠れていますか?」
『よく眠れているわけではないですが、会社に行かなくていいと考えると少しだけマシになった気がします。もっとしっかり眠りたいですけど』
「そうですか。午前中に日の光を浴びると、夜眠りやすくなりますから、散歩でもしてみてください」
なんてアドバイスをもらいました。
 
少しだけ睡眠がとれるようになり、わずかに体を動かす気力が出てきました。
医師のアドバイス通り、さっそく翌日から散歩に出かけることにしました。
 
外に出る、人に会う
日の光を浴びることと、身体を動かすことは良質な睡眠にとって重要なことです。
医者のアドバイスを受け、毎日午前中は散歩に出かけるようにしました。
 
ルートは何も考えていませんでしたが、小中高と過ごした実家の周りですから、よく地理は把握していました。
 
比較的散歩に向いている、緑道や公園を中心に、特に目的もなくウロウロと歩き回りました。
携帯と、小銭入れと、500mlペットボトル飲料だけ持ってましたね。
 
よく知った土地でしたが、久しぶりに歩いてみると昔と変わっているところも多々あり、懐かしさと新鮮さを感じることができて気分転換には良かったです。
会社とは全く関係のない景色の連続も心には良かったのかもしれません。
 
しばらく午前中の散歩3食しっかり食べる夜は早めに床につく、を繰り返す生活でした。家では本やマンガ(ワンピースやドラゴンボールを1巻から笑)を読んで過ごしていました。
そうやって1,2カ月過ごすと、焦燥感や不安感は少しずつ和らいでいきました
その代わり、なんとなく社会から隔離されたような気がしてきて寂しい気持ちが出てきましたね。
 
人と話をしたいなあと考えるようになりました。
当然、実家におりましたので父や母とは話をしますが、家族以外の人と話をしたいなあと。
 
週に一度行く、医者に相談しました。
『社会から隔離されたように感じることがあるんです』
「そうですが、そんなことはありませんよ。気晴らしにお友達と会って話をしてみては?食事でもなんでも、食事が辛ければ喫茶店はどうでしょう。自販機で飲み物を買ってベンチでちょっと小話、でもいいと思いますよ。」
 
早速誰かに連絡をしてみよう。
 
会社の人間とは話したくありませんから、地元の友人に連絡を取ってみることにしました。
事情を話すと快く、仕事後に会ってくれることに。
彼も以前、精神を病んだ経験を持っていました。
 
その友人は美容師をしており、休職中散歩しかしていない、ボサボサになった私の髪を切りながら自身が病んだ時の話をしてくれました。
単純な感想ですが「病むのは自分だけじゃないんだなあ」と感じて少し気持ちがラクになりましたね。
その後は一緒に食事を食べに行き、昔話をいくつかして別れました。
帰り道は転勤(転勤後の職場で精神を病みました)してからしばらく感じていなかった「楽しかった」という気持ちが残りました。
 
自ら何かをしたい、と思うことが、心が回復してきている証拠だそうです。
 
とにかく眠りたいと思ったら、とにかく眠りましょう。
そのために日光浴や、軽い運動をしてみましょう。
楽しいことをしたいと思ったら、やってみましょう。
趣味のゲーム、釣り、ランニング、イラスト、なんでもいいんです。
人と話をしたいなあと思ったら、人と話をしてみましょう。
ただし、病む原因になった人やそれに近い関係を持つ人とは会わないほうが賢明。
昔の友人や、気の許せる相手がいいかと思います。
 
私は恵まれたことに実家に帰れたり、たまたま話のわかる友人がいましたが、別にこれらがいなくてもいいんです。
とにかく病む原因となった会社から離れることが重要です。それが一番。
 
 
そうやって、やりたいと思ったことだけをやって過ごして4カ月がたちました。
 
 
その2に続きます。

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